『山口幸洋博士古希記念論文集 方言研究の前衛』

ISBN:9784903351568
お送りいただきました。

前衛派 山口幸洋さんの研究について 真田信治
現代日本標準語の成立流布を考える 三河ルーツ説 山口幸洋
ある台湾人における言語生活の道程 その素描 真田信治
四国方言における禁止表現と禁止表現行動 岸江信介
日本語の受動表現は文法か 丹羽一彌
漱石作品における「てしまう」「ちまう」「ちゃう」  田島優
   『行人』を中心として
言語接触論者から見た山口幸洋の言語研究 ダニエル・ロング
若年層にみる最近の福岡方言の動き 二階堂整
自然会話における共通語アクセントと方言アクセントの併存 村中淑子
静岡方言の文法・語彙 山口幸洋博士による解明とその継承 大西拓一郎
四日市市における遊びことばの分布 若年層千人調査から 余健・岡田愛弓
言語行動の多様性に関する研究の射程 西尾純二
樺太方言と北海道方言の関係に関する一考察 朝日祥之
   サハリンの現地調査資料を手がかりとして
文末詞「ガ」の対照の試み 松丸真大
富山市方言における用言のアクセント 小西いずみ
   終止連体形の音調交替を中心に
アクセントの切換えにおける中間方言形の形成 阿部貴人
日本語地域方言と海外「日本文化」教育 市島佑起子
   中国黒龍江省での事例からみる、社会言語学的な日本語地域方言の教育について
談話研究 その従来の視点と将来への展望 亀山大輔
談話からみる徳島県アスペクト表現の今昔 津田智史
気づかれにくい方言「それで」 沖裕子
名古屋方言話者の言葉の変化と言葉に対する意識 太田有多子
愛知県岡崎市方言の談話資料 久木田恵
人類学、考古学は日本語アクセント分布とどう関わるか 杉崎好洋
標準語との接触による地域語の変容と話し手の意識の類型化 高木千恵
  関西と奄美の事例をもとに
大阪方言アクセントの変遷に関する一考察 武田佳子
  高起無核化現象を中心にして
雲伯方言地域における特徴的な方言形式について 都染直也
  JR山陰本線グロットグラムに見る「ダヘン」「ガン」「コラン」「ダニカン・タニカン」
方言形成における「伝播」と「接触」 日高水穂
方言イントネーションの記述について 木部暢子
女性器の方言にみる列島の地域史 方言分布論序説 中井精一

執筆者一覧(執筆順)
山口幸洋
 静岡大学人文学部元教授
真田信治
 大阪大学大学院教授
岸江信介
 徳島大学総合科学部教授
丹羽一彌
 信州大学人文学部名誉教授
田島 優
 宮城学院女子大学学芸学部教授
ダニエル・ロング
 首都大学東京オープンユニバーシティ准教授
二階堂 整
 福岡女学院大学文学部教授
村中淑子
 姫路獨協大学国語学部教授
大西拓一郎
 国立国語研究所主任研究員
余 健
 三重大学教育学部准教授
岡田愛弓
 いなべ市立阿下喜小学校教諭
西尾純二
 大阪府立大学人間社会学部専任講師
朝日祥之
 国立国語研究所研究員
松丸真大
 滋賀大学教育学部講師
小西いずみ
 広島大学教育学部講師
阿部貴人
 国立国語研究所研究補佐員
市島佑起子
 韓国釜慶大学専任講師
亀山大輔
 韓国新羅大学専任講師
津田智史
 東北大学大学院生
沖 裕子
 信州大学人文学部教授
太田有多子
 椙山女学園大学国際コミュニケーション学部助手
久木田 恵
 愛知教育大学非常勤講師
杉崎好洋
 会社員
高木千恵
 関西大学文学部専任講師
武田佳子
 大阪大学大学院生
都染直也
 甲南大学文学部教授
日高水穂
 秋田大学教育文化学部准教授
木部暢子
 鹿児島大学法文学部教授
中井精一
 富山大学人文学部准教授